CDN

CDN APIでは、CDN経由でコンテンツが配信されます。
ここでは、CDNを利用するメリットと、Newtが利用するCDNについて記載します。

CDNとは

CDN（Content Delivery Network: コンテンツ配信ネットワーク）とは、コンテンツ配信を高速化するために、世界中に分散して設置されたサーバーのネットワークのことです。
CDNは、世界中に配置した多くのキャッシュサーバーにコンテンツを一次的に保存し、リクエストしたクライアントから近い場所にあるキャッシュサーバーからコンテンツを配信します。
そうすることで、オリジンサーバーやネットワークの状態、あるいはクライアントからオリジンサーバーまでの距離に関わらず、安定したコンテンツ配信を実現します。

CDNのメリット

CDNには、配信の高速化・可用性の向上・スケーラビリティの向上といった、多くの利点があります。

配信の高速化

CDNは、クライアントに近いサーバーからコンテンツを配信するため、データが長距離を移動する必要がありません。その結果、CDNはコンテンツの配信時間を大幅に短縮します。
フロントエンドからNewtのコンテンツを取得する場合、配信時間の短縮はユーザー体験の向上につながります。ページを静的生成する場合も、配信時間の短縮はビルド時間を削減し、開発体験の向上につながります。

可用性の向上

CDNを利用することで、もし万が一オリジンサーバー（Newtサーバー）がダウンした場合も、世界中に分散されたPOP（Point Of Presence）から、クライアントにキャッシュされたコンテンツを提供し続けることができます。

スケーラビリティの向上

CDNを利用することで、トラフィックが急増した場合も対応できるようになります。
CDN APIでは、キャッシュにヒットした場合、レートリミットの制限はありません。
もしキャンペーンやイベント開催により、トラフィックが急増した場合も、安定してコンテンツを取得でき、想定外のエラーに悩まされることはありません。

Newtが利用するCDN

NewtのCDN APIでは、Fastly のCDNを利用して、コンテンツ配信を行っています。
Fastlyは世界で最も利用されているCDNサービスの1つで、世界中に強力なPOPを配置しています。

Fastlyの主な特徴

• 99パーセンタイルで1ミリ秒以下のTTFB（Time To First Byte）
• 平均150ミリ秒以下のパージ時間
• 1日あたり1.4兆以上のリクエスト処理
• グローバルで291Tbpsのエッジネットワーク容量

詳細はFastlyの Fastly network map をご確認ください。